応急手当とは|ポイントを分かりやすく解説




応急手当のポイントを解説

こんにちは、ミニマリスト ひろです。

 

今回は、「応急手当」についてです。

救命処置(心肺蘇生法+AED)以外の応急手当てについて、分かりやすくポイントをまとめました。

  1. 傷病者の管理法
  2. 搬送法
  3. 止血法
  4. 病気・怪我に対する手当

是非ご覧ください。

 

※(狭義では、心肺蘇生法に関しては現在は救命処置と呼んでおり、より緊急性が高いため応急手当てとは区別されています。

【関連記事】

分かりやすい救命処置の流れ|ガイドライン2015

 

 

1 傷病者の管理法

 保温

  1. 悪寒
  2. ふるえ
  3. 体温の低下
  4. 顔面蒼白
  5. ショック症状

上記のような症状がみられる場合は、傷病者の体温が逃げないように毛布や衣服などで保温します。

衣服が濡れているときは、脱がせてから保温しましょう。

 

体位の管理法

 傷病者に適した体位を保つことは、呼吸や血液の循環を維持し、苦痛を和らげ、症状の悪化を防ぐのに有効です。

傷病者が最も楽に感じる体位にして安静を保ちます。

①仰臥位

背中を下にした水平な体位です。

全身の筋肉などに無理な緊張を与えない自然な姿勢で、心肺蘇生を行う際に適しています。

 

②座位

心不全や呼吸困難を強く訴える傷病者にとって楽な姿勢です。

 

⓷半座位 

腹痛を強く訴える傷病者にとって楽な姿勢です。

 

④回復体位

反応はないが、普段通りの呼吸をしている傷病者に行います。

  1. 傷病者を横向きに寝かせる。
  2. 下あごを前に出して気道を確保する。
  3. 上側の手の甲に傷病者の顔を乗せる。
  4. さらに上側の膝を約90度曲げ、仰向けにならないうようにする。

 

 

 

2 搬送法 

傷病者を安全な場所に移動させる場合や、住民がお互いに協力して搬送する方法を学んでおく必要があります。

【原則】

  1. 傷病者の足側を進行方向にして搬送します。
  2. 階段など傾斜のある場所を移動するときは、常に傷病者の頭側が高くなるように搬送します。

 

 

応急担架の作り方

①棒と毛布による応急担架 

  1. 毛布を広げ、約3分の1の場所に頑丈な棒を1本置く。
  2. 棒を包み込むように毛布を折り返す。
  3. もう一本の棒を、折り返した毛布の上に置く。
  4. 残りの毛布を折り返します。

 

②衣服を用いた応急担架

数着の上着を用意し、ボタンがあればかけたまま両袖に棒を通します。

 

 

担架を用いない搬送法

①1名で搬送する方法

おしりを吊り上げるようにして後方に搬送します。

 

②背負って搬送する方法

両腕を交差または平行にさせて両手を持って搬送します。

 

⓷横抱きで搬送する方法

 

④2名で搬送する方法

 

傷病者の前後を抱えて搬送する方法と両手を組んで搬送する方法があります。

傷病者の気道の確保に注意し、お互いの歩調を合わせるなどして動揺を与えないようにします。

 

⑤3名で搬送する方法 

両腕を傷病者の下に十分にいれてから抱え上げ、3名が同時に行動します。

 

 

3 止血法

 止血法としては、出血している部位を直接圧迫する直接圧迫止血法が基本となります。

  1. 出血部位を確認する。
  2. 清潔なガーゼやハンカチなどを重ねて傷口に当てる。
  3. その上から出血部位を指先や手のひらで強く圧迫する。

 

感染を防止するために血液に直接触れないようにビニール袋などを使用し行います。

 

 

4 病気やけがに対する応急手当

 ①けいれんに対する応急手当

けいれんへの対応で大切なことは、発作中の転倒などによるけがの予防と気道確保です。

傷病者の周りに椅子やテーブルなどがありけがをしそうな場合や、階段などの危険な場所にいれば安全な場所へ移動します。

けいれん発作後に反応がなければ、心停止の可能性もあるので、救命処置の手順にしたがってください。

 

 

②熱中症に対する応急手当

熱中症は必ずしも炎天下で無理に運動したときだけでなく、特に乳児やお年寄りは冷房のない暑い室内や車の中に長時間いるだけでも生じます。

  1. 手足の筋肉に痛みが生じる。
  2. 体がだるいと訴える。
  3. 吐き気がする。
  4. 頭痛やめまい。
  5. 立ちくらみが生じる。

症状は様々で、意味不明な言動がみられれば危険な状態です。

 

応急手当の方法は、まず、風通しのよい日陰や冷房が効いている室内など、涼しい環境に退避させます。

次に衣服を脱がせ、体を冷やします。

氷のうなどが準備できれば、首、わきの下、太ももの付け根などに当てると冷却の助けになります。

 

 

⓷骨折に対する応急手当

骨折は、激しい痛みや腫れがあり、動かすことができない、変形している、骨が飛び出しているなどの症状があります。

骨折の疑いがあるときは、骨折しているものとして手当をします。

変形している場合にはむりに元の形に戻してはいけません。そえ木、重ねた新聞紙、ダンボールや雑誌等を当てます。三角巾などでそえ木に固定します。

そえ木などは、骨折部の上下の関節が固定できる長さのものを使用します。

固定するときは、傷病者の顔色や表情をみながら注意して行います。

 

 

④首を痛めている場合の応急手当

自動車事故や高い所からの墜落などによる頭から首にかけての大きなけがなどでは、頚椎とよばれる首の骨を痛めている可能性がありますので、首の安静を図ることが大切です。

意識があれば、頭を動かさないように伝えます。意識がなければ、救急隊が到着するまでの間、頭を両手で支え、首が動かないようにし、頭や顔にきずがあるか注意します。

 

 

⑤やけどのに対する応急手当

すぐに水道水などのきれいな流水で十分に冷やします。

冷やすことにより痛みが軽くなるだけでなく、やけどが悪化することを防ぎ、治りを早くします。

広い範囲にやけどをした場合は、やけどの部分だけでなく体全体が冷えてしまう可能性があるので、過度な冷却は避けます。

 

 

⑥歯の損傷に対する応急手当

抜けた歯は、生の卵白、なければ牛乳に入れて、速やかに歯科医を受診してください。

 

 

⑦溺水に対する応急手当

海、川、湖などでおぼれている人の救助は、救助者が巻き込まれて溺れるケースが多いことが知られています。

確実に救助者の安全が確保できない場合は、うかつに救助に行かず、専門家に救助を要請しましょう。

入浴中の溺水では、浴槽内のお湯に顔をつけた状態の場合はすぐに湯せんを抜きます。

水の中から引き揚げた傷病者に反応がなく、普段通りの呼吸をしていなければ、心肺蘇生を実施します。

 

 

まとめメモ

傷病者を救うためには、何よりもまず、多くの人が応急手当の知識と技術をもつことが必要です。

応急手当の技術は、自分で実践して身につけることが重要です。

いざという時には、ぜひ勇気を持って応急手当を実践してください。

 

 

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